ちよ

I

ちよ【千代】

⇒ 加賀千代

II

ちよ【千代・千世】

非常に長い年月。 千年。 永遠。 ちとせ。

～に八千代(ヤチヨ)に

非常に長い年月にわたって。 幾千年も。

「わがきみは～さざれいしのいはほとなりてこけのむすまで/古今（賀）」

～の春

千年までも末長く栄えよ， と祝う初春。

～を籠(コ)・む

千年後まで栄える趣をもつ。

「げに～・めたる霞の洞なり/増鏡（おどろの下）」

III

ちよ【千夜】

千の夜。 たくさんの夜。

「夜の明くる程の久しさは～を過ぐさむ心地し給ふ/源氏（夕顔）」

IV

ちよ【地輿】

〔地を載せる意〕

大地。 坤輿(コンヨ)。